|
参考
CPSC(米国消費者製品安全委員会) が行動を起こすきっかけになった1991年の研究に Kemp JS,Thach BT. Sudden death in infants sleeping on polystyrene-filled cushions. N Engl J Med.1991; 324:1858-1864 があります。普通の寝具の上でも窒息がおこることをたしかめた 画期的な研究ですが、その実験結果を検討する<論考>のなかに 次のような部分があります。
......「睡眠中の乳幼児には呼吸を確保する能力がある」ということに ついてのデータはないに等しい。2つの研究 (ウーリー 1945年、 ボーデン 1950年)が「乳幼児は普通の ベッドの上で呼吸を確保する能力がある」という主張の根拠として よく引用される。ウーリーは生まれたばかりの 赤ん坊ですら顔をベッドに押しつけられたときは、ころがって 呼吸を確保すると記録している。しかし、この観察記録で「ころ がる」というのは、頭をころがす又は回すと読む必要がある。 20〜24週以前の乳児が、うつぶせから仰向けに寝返りをうつ というのは考えにくい。しかし、我々の研究によると、ウーリーが いうように頭を回すならば、ますます再呼吸に陥る寝具のへこみ を深くするばかりであり、新鮮な空気を確保することにはならな かった。
......